お茶は飲むときの状況によって変えると楽しみが広がります。目覚めの煎茶・食後の煎茶・ほうじ茶・和菓子相手の玉露・寝る前の番茶などです。お茶の種類は、好みと水との相性によって選びます。玉露・煎茶は良い水が命です。
水道水には、安全のために消毒用のカルキ(塩素)が入っていますが、おいしさにはマイナスの成分です。使用前にカルキを除去することが理想です。家庭用浄水器に通す、備長炭や竹炭を浸漬させる、茶葉を一つまみ粉状にして入れる、汲み置きする等の方法があります。
水はいったん沸騰するまで沸かし、沸騰したら蓋をとって暫く沸かし続けます。味や香りの成分と結合する一次硬度成分を不溶化し、更に水中に含まれている成分をバランス良く抽出できるようにします。
茶の種類によっても違いますが、茶の成分はそそぐ湯の温度によって抽出される成分が異なってきます。上級煎茶では湯温を下げて、旨く・まったりした味を楽しみ、番茶・ほうじ茶で、渋いお茶を飲みたい時は、熱い湯で出します。
お茶の味は急須の素材や茶こしの形状によって変わります。普通煎茶用、深蒸し煎茶用、玉露用、番茶用など使い分けると一層お茶を楽しむことが出来ます。
茶葉の持っている成分をバランス良く抽出するためにには、カルキ成分が無く、有機物や塩素も少なく、総硬度30〜120mg/L位の良質の軟水が好ましいでしょう。湯沸し器やボイラーからの湯は金属イオン溶出の心配があるため使わないほうが賢明です。
カルキ(塩素)を予め除いた水を使うのが理想ですが、カルキを含んだ水道水を使う場合には、使い込んだ鉄瓶やアルマイトやかんなどが良いでしょう。新しいステンレス製やかんやホーロー製やかん、ガラス製やかんではカルキ成分は分解・減少しにくいものです。